こんにちは! まごころ鍼灸整骨院西橋本院です。 今日はお灸についてお伝えします。
お灸とは
お灸の原料は「もぐさ」と呼ばれるものです。もぐさはよもぎの葉の裏についている綿毛を精製して作られます。 よもぎは「ハーブの女王」とも呼ばれるくらい色々な効果のある薬草です。 よもぎの中には食物繊維、葉緑素、ミネラルがたくさん含まれていて、浄血、増血作用や止血作用も持っています。 よもぎからできたもぐさに火をつけて体を温めたり、ツボを刺激するのがお灸です。
お灸の効果
お灸を体にすえることで、温熱効果を与え皮膚の下にある筋肉や血管、リンパ節に刺激を入れます。 刺激を入れることで細胞が活性化し、免疫力を上げたり、リンパの流れがよくなる事でむくみの解消にも繋がります。 温熱効果によって血管が収縮、拡張して局所の血流などを調整する効果もあり炎症をやわらげてくれます。 東洋医学の考えでは、人間の体には「経絡」というエネルギーが通る線路が全身に巡っていると言われています。 このエネルギーとは「気、血、水」のことで、「気、血、水」が不足したり、流れが滞る事でバランスが崩れ体に不調が現れると考えられています。 この線路の上に駅のように点在し「気、血、水」のバランスが崩れたときに反応が出る点を「経穴(ツボ)」と呼びます。 経穴にはそれぞれ作用があり、経穴を刺激する事で、冷えや肩こり、腰痛、目の疲れ、ストレス、不眠など様々の不調の改善が期待できます。 もぐさの有効成分としてチオネールという精油成分があります。チオネールには消毒、殺菌、鎮静、鎮痛作用があり、お灸をする事で、この成分が皮膚表面から内側に浸透して、痛みをやわらげたり、炎症を抑えたりしてくれます。 またもぐさを燃やしたときに出る煙にもこの成分は含まれていて、もぐさの匂いにはリラックス効果があると言われています。

